そう推測するネット関連のコンサルタントも多くいるが、おそらく、今後、ドロップシ
お互いのデメリットを補完しあう関係ッピングとアフィリエイトはうまく共存していき、
になっていくと私は思っている。
どちらにせよ、今後のアフィリエイトの動向が、ドロップシッピングに大きく影響を与
えることは間違いないので、両者の情報収集には特に注意を払っておく必要がある。
これまでのネットショップ運営は大変だった
ここまで説明しても、おそらくまだドロップシッピングに対してピンと来る人は少ない
シ」旧日山、つ。
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「ドロップシッピングが代理販売業というのはわかった。さらに、物品販売ならばアフイ
リエイトよりも効率よく儲けられるということも理解できた。でも、まだピンと来ないん
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だよね」
そういう人もいると思うので、ここでもう少しわかりやすく、このドロップシッピング
の仕組みについて解説していこう。
まず、ドロップシッピングがどれだけ画期的なビジネスモテルなのかを説明する前に、
ネットショップ運営がどれだけ大変な商売なのかを、理解してもらわなくてはいけない。
一般的なネットショップ運営の流れを簡単に見ていこう。
ここでは、
たとえば、今、この本を読んでいるあなたがネットショップを開業するとしよう。
商材は仮に「腕時計」とする。
しかし、あなたはどこに行けば腕時計を仕入れられるか、ご存知だろうか?
東京の秋葉原?新宿?それとも海外?
どこで腕時計を仕入れればいいのか、素人でわかる人などほとんどいないと言っていい。
仮に腕時計の仕入れ場所を見つけたとしても、はたして初めて商売を始めるあなたと、
その問屋はちゃんと取引をしてくれるのだろうか?
第1章。初めてのドロップシッピング。すべてのi? J にお答えします。
官。
「おじさん、ちゃんと腕時計を売るからさ、お金は後払いでもいい?」
そんなことが初対面の問屋の主人に通じるわけがない。
そして、さらにもっと大きな問題が「時間」と「手間」である。
腕時計の問屋を調べる。
責任者とアポイントをとる。
会社に足を運んで、担当者と交渉する。
契約書を交わす。
お金を振り込む。
やっと商品を手に入れる・:
商品を仕入れるだけで、途方もない時間と手聞がかかるものなのである。
さらに「値引き交渉」などの面倒くさい話がからんでくると、1 日で1 件の交渉がまと
まればいいほうである。商品点数が増えれば、この作業が2 倍、3 倍と増えていく。
こんな苦労を積み重ねて、やっとのことで仕入れた商品に対して、今度はその商品を販
売するためのベlジを作らなくてはいけない。
仕入れてから商品を検品する。
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その商品をカメラで撮影。
撮影した商品をホlムペ1ジにアップしてペl ジ作成。
その商品にキャッチコピ!と商品説明文を書く。
買い物カゴのボタンをつけて、問い合わせボタンもつけて::・。
このように商品をホ1 ムペlジに載せる作業も一苦労である。
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しかも、ネットショップ運営の作業はこれだけでは終わらない。商品が売れてからが、
また大変なのだ。
お客様から注文が来る。
注文内容を確認する。
在庫があるかどうか倉庫へ見に行く。
商品を見つけたら検品をして、それを梱包して箱に詰める。
お客様の住所を伝票に書き写す。宅配便業者のところへ持っていく。
お客様に「発送しました」とメlルを出す::: 。
と、大雑把に説明しただけでもこれだけの作業がある。しかも、本当はもっともっと細
かい作業が山のようにあるのだ。
なすのならば、最低でも8 時間以上は受注管理をしていなくてはいけないのだ。
「こんな商売、やりたくないよ・::」
普通の人だったらやる気がなくなってしまうような話である。
仕入れるのも大変で、お金もかかって、ペlジを作るのも大変で、さらにお客様に商品
を発送するのも面倒。こんな手のかかる商売、誰もやりたいなんて思うはずがない。
しかし!
この面倒なネットショップ運営の悩みを、見事に解決してしまったのが、ドロップシッ
ピングというビジネスモデルなのである。
ドロップシツピングがリスク・ゼ口の理由
これまでのネットショップ運営をドロップシッピングがどのように変えたのか?
ビジネスモデルをわかりやすく解説するために、これからはドロップシッピングのサービ
スを提供している「株式会社もしも」の仕組みを参考にしながら説明していこう。
他にも様々なドロップシッピングのサービスを提供している会社があるが、一番説明し
やすく、使い勝手がよいサービスを提供しているのが、株式会社もしものドロップシッピ
そ
の
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九n 章4砂初めてのドロップシツピング。すべてのi? J にお答えします。
ま
ングサービスである。
今回は一般の人では見られないような内部の写真なども使いながら、
わかりやすく解説していきたい。
まず、仕入れの問題から。
先述したように何の知識もない素人が商品を仕入れるのは大変なことである。
さらに仕入れるお金を持っていないのが普通で、まず、この大きな壁に当たって、ネッ
トショップの開業を断念する人が多い。
しかし、もし、何千点、何万点もの商品が1 か所に集まっていて、そこから好きな商品
を選んで仕入れることができたらどうだろうか?
しかも「売れたぶんだけ後払いでいいから、好きなのを選んで持って行きなさい」と問
屋の人に言われたら、おそらく誰でも小躍りして喜んでしまうはずである。
そんな夢のようなビジネスモデルを可能にしているのが、株式会社もしものドロップシ
ツピングサービスである。
泊ペlジの写真を見てほしい。
倉庫に所狭しと詰まれた商品。
じつは、これは株式会社もしもの倉庫である。同社は初社以上の会社と提携を結んでい
て、この倉庫以外にも商品の在庫があり、何と、株式会社もしもで取引可能な商品点数は
合計約2 万点! (2007 年6 月現在)
その商品の内訳は家電や腕時計、ブランド品はもちろん、健康食品や化粧品、ぬいぐる
みや玩具、カl用品、ドリンクなどなど、あらゆる商品がこの倉庫の中に納められている
のである。
そして、あなたはこの山のような商品の中から好きな商品を仕入れて、好きな価格をつ
けて販売していいのである。
「えっ? それに仕入れるためには、わざわざそこの倉庫まで行かなナニ
一一
言ってるの?
きゃいけないんじゃないの?」
ぃ、ぇぃ、ぇ。
すべて、あなたの机の上にあるパソコンだけで仕入れることができるのである。
株式会社もしものホlムペl ジ( F2q \\ 当者名・58E
ヨ
0
・85 \ )に飛んで、会員登録さえ
すれば、誰でもカンタンに商品を仕入れることができるのだ。
もしものホlムベージに行くと、取り扱っている約2 万点の商品の写真がコメントつき
でズラリと並んでいて、そこから好きな商品を選ぶことができる。